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乳がん治療最新情報

超音波による骨量測定

当院では、乳がん検診の際に超音波にて骨量測定も合わせて行えるようになりました。費用は、保険診療適用にて500円です。女性は50歳くらいから骨量が低下する為、1年に1回程度測定するとよいと言われております。超音波なので、被爆の心配もなく安心して測定をご利用頂けます。検診の際にどうぞご利用くださいませ。

2013年9月

乳頭直下4cm+1cmの大きな乳癌でもラジオ波で消失。

患者さんは39歳の女性です。
名古屋の癌専門病院で乳頭直下に2cmと1cmの多発癌があり、皮膚浸潤の可能性もあり、摘出以外にはありえない・・と診断され、メールにて相談を受け、画像を郵送していただきました。何とかなりそうなので、2010.06.13に初診、当日ラジオ波手術の予定を組みました。画像は2cmにしては大きいと感じていたのですが、いざ、来院されて当院で超音波検査したところ、大きい方は直径4cm近くあることがわかりました。乳頭に近い場合には、皮膚の熱傷を防ぐために1cmの針で行わなければなりません。これで、この大きさを完全に焼くのがどれほど大変かは、想像がつきにくいと思いますが、十数回の焼灼が必要になるのです。結局、2時間以上かけて焼灼とセンチネルリンパ節生検が終了しました。乳頭に軽度の熱傷が生じましたが、すぐに改善しました。
術後、地元で照射を行い、今回、半年が経過し、チェックのため来院されました。超音波では、腫瘍はまったく残っておらず、MRIでも消失しております。男性乳癌で3cmのものの経験はありましたが、このような大きいものは久しぶりで、安堵に胸をなでおろしました。

   

2011年3月

血液疾患など重大な合併症を有する患者さんに対するラジオ波焼灼術―再生不良性貧血のある患者さんの治療に成功 。

ラジオ波治療の利点のひとつに、体の侵襲が少ないことがあります。いままでに、血小板減少性紫斑病(血が止まりにくい)、白血病((血が止まりにくい・感染に弱い)患者さんにラジオ波を行い、前の方は3年半, 後の方は1年経過し術後補助療法(照射/抗癌剤/ホルモン剤)なしに経過されています(前の方はホルモン剤で肝機能障害のため)。血液疾患を有する方の手術は、輸血やグロブリンなどの投与が必要となり、入院期間も長く、大変な手術となります。今回の患者さんは64歳でしたが、1.2cmの大きさにもかかわらず、輸血と数週間の入院を言われておられました。安全のため、局所麻酔下でおこなったので腫瘍の焼灼される経過も娘さんと一緒に自分で確認されました。痛みもなく、腫瘍が消えたので本当にこの治療を選んでよかったと喜ばれております。その他、重症の心臓病や喘息で全身麻酔が無理といわれた方も、ラジオ波なら簡単に行えます(心臓病:4名、喘息:6名の実績あり)。もちろん、90歳を越えたような高齢者の方でも安全に治療が可能です。

2010年8月

当院でラジオ波治療を受けられた非浸潤癌の患者さんが、無事、出産されました。

当院でラジオ波治療を受けられた非浸潤癌の患者さんが、無事、出産されました。
患者さんは41歳の女性です。他院にてMMGで石灰化を指摘され、左乳房の非浸潤癌と診断されました。
乳頭に近いこと、石灰化がやや広いとのことで乳房切除と診断されておりました。
当院へは2007年5月にセカンドオピニオンにて来院され、MRIで範囲を確認の後、7月3日ラジオ波焼灼術を行いました。本人の妊娠希望にて照射も行わず(本当は危ないのですが・・・)、内服もされず、3ヶ月ごとの経過観察をおこなっておりました。
2009年10月に妊娠6ヶ月と判明し、今回無事に出産となりました。無くなるはずであった乳房で母乳があげられる喜びは感無量です・・との声をいただいております。

2010年7月

ラジオ波に向くがん、向かない癌がわかってきました・・・。

当院でのラジオ波症例も500例を超え、いろいろなことがわかってまいりました。局所再発率は温存手術とほぼ同等ですが、再発の時期が手術に比べやや早い傾向にあります。これには、補助療法を拒む患者さんが多いなど、いろいろな原因が考えられますが、まだ明らかになってはいません。しかし、再発を早期にみつけ、再RFAあるいは部分切除を行い問題はほとんど起こりません。
また、癌のタイプにより効果の違いがわかってきました。たとえば、扁平上皮癌(浸潤性乳癌の0.1%)というタイプでは、効きにくいようです。また、粘液癌(同2%)は熱に強いという性質があるようです。また、triple negativeという達の悪いタイプではRFAの前後に化学療法をおこなうことが勧められます。
しかし、従来、RFAでは無理だとされていた非浸潤癌(乳癌全体の18%:通常の浸潤癌とは分類が異なる)でも有効な症例が多いということがわかってきました。
通常、このタイプは拡がりが強く、乳房切除しかない場合が多いのですが、RFAの多重焼灼により乳房を残せる可能性があります。乳頭・乳輪下の乳癌と同様に切除が回避できるのです。
乳癌の性格は個人個人異なります。いろいろな因子が関与しますので、一概にはRFAに向く向かないはいえません。
手術をお勧めする場合もございますので、ご了承ください。
資料をお持ちになり、相談においでくださることをお勧めいたします。
遠方の方はメールあるいはFAXでご連絡ください。 

(kusama@fork.ocn.ne.jp) TEL 03-5925-3855

当院が日本乳癌学会認定施設として登録されました

ついでに・・・・院長の専門医登録も更新されました。
実は、今まで認定施設の申請をしていなかったのです。施設認定のためには、図書室の設置(なにせ家賃が高くてスペースが・・・)や死因解剖の場所など、当院では困難な条件が多かったので、マア、いいか・・って感じでした。当院では大学病院なみの年間200件を超える乳癌手術を行っております。しかし、施設認定がないと新聞などの紹介(病院の実力など)にのらないため、患者さんに不安が生じます。このため、狭い院内を改装し、当院関連施設の大久保病院のご協力をいただき、このたび、無事、認定が得られたわけです。認定施設には専門医の常勤が必要であり、安心なクリニックとしてのお墨付きをいただいた・・と考えていただければよろしいと思います。
また、院長は専門医登録も更新いたしました。これも、結構たいへんなんです。専門医の更新は、かなりきびしいノルマがあり、年間の手術数だけでなく、年間数回の学会参加と研究実績(論文とか学会発表)が必要になります。ですから、臨床ばかりでなく、研究者の資質も必要になるのですね。
開業して、本年2月には4年目を迎えます。現在まで、新患者さん数は17000人で手術数は800例となります。本年も、なおいっそうの努力で患者さんの望む治療を目指してまいります。本年もよろしくお願い致します。

2010年1月

自分の目で、乳がんが消滅する場面を見たい・・と思いませんか?

小さな乳がんの場合には、これが可能です。局所麻酔を十分に行っておき、ラジオ波を放出すると乳がんの水分が蒸発し、死滅していく様子を自分の目で見ることができます。それだけ、痛みの少ない治療といえますね・・。これまで3例の方が試されておりますが、非常に興味深かったとのお話をいただけました。2cm以下のしこりでリンパ節の検査が必要でなく、全身麻酔を希望されない方のみに可能となります。

新機能搭載の超音波機器が登場!!

以前、ご報告いたしました超音波機器が3月20日に搬入されました。
新機能として

  1. 石灰化が見ることができる。
    通常の超音波では、ほとんどわからない石灰化が見ることができ、しこりを作らない癌(非浸潤癌)の検出・範囲の設定に力を発揮します。

    通常の画像 石灰化描出画像
    通常の画像 石灰化描出画像
  2. 3次元構造の解析画面が見られる
    3次元構造の解析画面 3次元構造の解析画面
  3. 連続した場面が、ひとつの画面で見ることができる。
    3次元イラスト 3次元画像
    パノラマ像  
  4. データーを後日に再構築できる。
のような利点があげられます。
この超音波機器はすでに稼動しており、最近、4mmの石灰化を示さない非浸潤癌を発見するなど、着々と成果は上がっております。この機器の登場で、ラジオ波の適応が拡がることが期待できます。
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